地域連携~地域の中核病院としての役割~

地域の中核病院としての取り組み

埼玉県央病院は、県央地域(鴻巣市・上尾市・桶川市・北本市・伊奈町)の中核病院です。二次医療機関であり、桶川市内唯一の二次救急指定病院として、患者様と各医療機関を結ぶ役割を果たします。地域に根ざした中核病院として、患者様の毎日に寄り添った病院でありたいと考えています。こちらでは、中核病院としての当院をご紹介します。

地域にとって頼れる病院となるために

地域にとって頼れる病院となるために

「埼玉県央地域の皆様にとって、安心できて頼りになる総合病院」――、それが当院の目指す姿です。桶川市内で唯一の二次救急指定病院として、365日・24時間体制で患者様を受け入れています。

また当院の大きな特長として、患者様の受け入れを断ることはしません。常ににあらゆる症状の患者様を受け入れる体制を万全に構築し、より高度な医療が必要と判断した場合には、対応できる近隣の医療機関を紹介します。院内の各診療科との密接な連携はもちろんですが、地域の医療機関との横軸での連携も万全となっています。地域の中核病院として、地域連携の拠点としての役目も発揮します。

地域に必要不可欠な二次救急指定病院として

救急指定病院の分類と連携の必要性

救急指定病院は、一次・二次・三次に分類されます。一般の方にはあまり聞き馴染みのない言葉かもしれませんが、それぞれの指定に応じた役割があります。こちらでは、分類の解説と連携の必要性についてお伝えします。

救急指定病院の分類と連携の必要性

一次救急医療(初期)

入院して治療する必要がなく、外来での対処によって帰宅可能となる軽症患者(帰宅可能患者)に対応する救急医療を指します。休日夜間急患センターや救急歯科診療室(各都道府県で数箇所ずつ設置)のほか、在宅当番となっている当番病院・診療所が一次救急医療を対応します。

二次救急医療

入院しての治療や手術が必要となる中等症患者(一般棟入院患者)に対応する救急医療を指します。地域の総合病院や国公立病院など、救急指定病院が輪番制(複数の病院が当番日を決めて救急医療を行う)で休日・夜間の治療にあたります。埼玉県央病院は、この二次救急指定病院です。

三次救急医療

二次救急指定病院では対応できず、集中治療室(ICU)に入院する重症患者に対応する救急医療を指します。一刻を争う重篤な救急患者に対応し、複数の診療科にわたる高度な処置が求められます。

二次救急医療機関だからできること

二次救急医療機関だからできること

二次救急医療機関の役割は多岐にわたります。「具合が悪い」「身体の様子がおかしい」という初期医療への対応や、入院しての治療が必要な重症患者への対応など、求められる役割はさまざまです。当院は桶川市内唯一の二次救急指定病院として、365日・24時間体制で患者様を受け入れています。

また、より高度な医療が必要と判断した場合には、対応できる近隣の医療機関と連携します。当院は「埼玉県央病院に行けば、身体に関するすべてに対応してくれる」、地域の皆様にそう思っていただける医療機関です。

グループの総合力で医療から介護まで
健やかな毎日をサポート

法人内完結型体制(グループの総合力)

医療法人財団 聖蹟会グループは、強力な相互支援体制によって、医療だけにとどまらず在宅復帰や介護までも含めた医療サービスをご提供できる点が強みです。埼玉県央病院は聖蹟会グループの中核をなし、それぞれのサービスをつなぐ役割を果たしています。

法人内完結型体制(グループの総合力)

法人内完結型体制(グループの総合力)

地域の中核病院として

当院は桶川市を中心に、鴻巣市・上尾市・北本市・伊奈町など、県央地域の中核病院です。当院が地域全体の医療と福祉のコーディネート役を担う存在として、県央地域の連携拠点となります。詳しくは当院の取り組み・体制をご覧ください。

システムによる地域連携

電子カルテによる地域連携

当院では医療機関として全国でも珍しい新システムを導入し、他の医療機関とのスムーズな連携体制の構築を進めています。これまでは、導入されているシステムが病院ごとに異なるなどの理由により、横の連携がスムーズではない医療機関がほとんどでした。当院ではこの点を克服するべく、独自システムを開発し構築しております。

医療機関同士の連携がスムーズになることで、スタッフ一人一人における医療現場での生産性が向上します。これにより、医療におけるムリ・ムラ・ムダが削減され、医療費の削減や患者様への対応により注力できるメリットが生まれます。

訪問看護ステーション

訪問看護ステーション

訪問看護ステーションでは、住み慣れたご家庭で患者様が安心して療養生活が送れるよう、医師や他の医療専門職、ケアマネジャーなどと連携し、訪問看護サービスを提供しています。 患者様の療養生活をサポートするため「主治医」の指示のもと、お一人お一人に合わせた看護が提供できるようにサポート致します。 看護師の訪問時には、血圧や体温、脈拍の測定といったバイタルチェックや病状の確認が行われ、病状、障害の観察、清拭等の清潔の介助、療養生活や介護方法の指導、カテーテルの管理、その他医師の指示による医療処置、ご自宅で最期を迎えたい方の援助を行っております。 また、ご本人の状態やご家族の要望に応じて、24時間365日緊急時、対応できる体制を整えております。 介護についてご不明点、お困りごとがございましたらお気軽にご相談ください。