泌尿器科

当院の泌尿器科について

埼玉県央病院では、泌尿器科及び腎臓疾患に特化した腎・泌尿器センターを開設しており、泌尿器科に精通した医師による診療をご提供しています。泌尿器のことで診療を受けるのは、初めは勇気がいるかもしれませんが、毎日を快適に過ごすためにもまずはご相談ください。

当院の泌尿器科の特長

当院では、泌尿器科及び腎臓疾患に特化した腎・泌尿器センターを開設し、泌尿器科専門医が診療にあたっています。一般的な泌尿器疾患についての診療はもちろん、膀胱がんや膀胱炎、前立腺がん、前立腺肥大症をはじめ、男性性病なども診療しております。また男性機能不全症候群の診療も行っておりますのでご相談ください。

充実した医療機器と、高度な治療法

体外式衝撃波結石破砕装置(ESWL)を導入しているので、外科的手術を行わずに結石の治療を行えます。さらに、電磁波温熱療法(ハイパーサーミア)も導入。ハイパーサーミアは正常組織にダメージを与えることなく、がんの病巣のある領域を治療することができますので、副作用や後遺症などの心配がありません。回数に制限なく、手術や放射線治療をしたあとでも行えます。

尿路結石は、尿路(腎・尿管・膀胱・尿道)に結石が形成される疾患で、存在する部位によって腎結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石と呼ばれます。尿管結石は非常に強い背中や脇腹の痛みが特徴です。
10mmの大きさまでは自然に排石する可能性があると言われておりますが、長期間にわたり尿の流れが閉塞すると腎盂の拡張や腎機能の障害が生じます。上部尿管結石で閉塞を生じ、自然に排石できない結石や、痛みの発作が頻回の結石では体外衝撃波結石破砕術(ESWL)が適応になります。
当院では平成17年にESWLを導入して累計で約1,000例施行しております。
大きな尿管結石や尿管粘膜に嵌頓した結石でESWLによる治療の効果が認められない結石では、経尿道的結石除去術(TUL)が適応となります。尿管鏡を尿道から直接尿管や腎盂内に進め、レーザーにより破石します。レーザー機器は昨年に最新型の機種に更新しており、近隣の泌尿器科からも紹介を受けております。

がん温熱療法(ハイパーサーミア)

がん組織は42.5℃以上になると死滅するとされています。当院のハイパーサーミアは8MHzの高周波を利用し、がん組織を選択的に深部まで加温していきます。熱を加えることにより、がん細胞を直接死滅させる、体温上昇による免疫力の上昇、放射線治療の効果増強、化学療法の効果増強、手術後の再発抑制、がん性疼痛の緩和など様々な効果が期待されます。また、副作用が少なく、幅広いがんに適応しています。
当院のハイパーサーミアは厚生労働省が認め、保険適応になっている治療装置になります。

人工透析における一貫治療

地域のクリニックでは十分な治療や対応が難しい人工透析を要する疾患も、当院では一貫した治療が可能です。慢性腎不全に対する新規透析導入(血液透析)、通院治療、その他の人工透析を要する疾患など、すべて当院で対応をすることができます。

診療対象疾患

膀胱がん、膀胱炎、前立腺がん、前立腺肥大症、尿路結石症、頻尿、尿漏れなど

担当医表

 
午前 1 自治医大
第1・3・5
関場
第2・4
郷津
2 鈴木 鈴木
予約制
鈴木
予約制
鈴木 第2・4
鈴木
3
午後 1 永倉 自治医大
第1~4
関場
第5
宮川
2 14:00~
鈴木
14:00~
鈴木
14:00~
鈴木
鈴木
3

ドクター紹介

鈴木 隆大

泌尿器科の外来を訪れる患者様に印象を尋ねますと、「受診するのが不安」という回答がたくさん寄せられます。ですが、人は1日に5回以上、1年で2,000回もの排尿を行います。1回の症状は軽くても適切な診療を受けないために症状が続き、ほかの疾患の引き金になってしまうケースも少なくありません。尿管結石、膀胱炎などの病気や、膀胱がんや前立腺がんなどの病気が潜んでいることもあります。心配な症状がありましたら、遠慮なく受診してください。

プロフィール
医師名 鈴木 隆大
役職 医局長
科目 泌尿器科
出身大学 山口大学
専門医及び所属学会など
  • 日本泌尿器科学会指導医
  • 日本泌尿器科学会専門医
  • 日本泌尿器内視鏡学会
  • 日本ハイパーサーミア学会